成功哲学
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない―― 【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】 世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。 「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、 対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、 現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。 本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、 哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。 著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、 臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。 対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。
7つの習慣
本書は1990年に初版が出版されたときにセンセーションを巻き起こしており、以来1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーを続けている。著者のスティーブン・コヴィーは、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者。真に成功を果たすには個人としての有効性と職業としての有効性をバランス良く備えることが重要だと認識しており、それを反映して本書は、この2つの領域でより効果的に行動するための手引書となっている。ここで引用される具体例では、ビジネス上の課題を題材にしたものと同じくらい家庭内における状況を数多く取り上げている。 7つの習慣を身につける前に、コヴィーが「パラダイムシフト」と呼ぶところの、世の中の仕組みに対する認識と解釈の転換をまず実現する必要がある。著者はこの転換の実現を支援し、生産性、時間管理、前向きな思考、「予防的に働く筋肉」(何かに反応するのではなく自発的に行動すること)の開発など、他にも多くのことに関する認識と行動に影響を与えている。 本書は明日からでも実践できることを謳い文句にしたヒント集ではない。そのコンセプトは時に複雑であるため、流し読むのではなく、じっくりと腰を据えてここから学び取りたいと感じる筈である。読み終えたときには、どの章にも付箋や手書きの注釈が数多く残され、コヴィーの集中セミナーに参加したような充実感に満たされることだろう。(Joan Price, Amazon.com)
金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
お金の力を正しく知って、思い通りの人生を手に入れよう。 変化の時代のサバイバルツールとして世界中で読まれ続けるベスト&ロングセラー、待望の改訂版。 □最初に読むべき「お金」の基本図書 毎年多くの「お金」に関する本が出版され,書店に並び、そして消えていきます。 そんな状況の中で、「金持ち父さんシリーズ」は刊行から13年経った今でも変わらず多くの支持を得ています。 その第1作目である『金持ち父さん 貧乏父さん』は、時代が変わっても古びない原理原則を示す「お金」の基本図書。 「目からウロコの連続でした! 」という声が絶えず寄せられ、これまで数多の人々の「お金観」を変えてきました。 現在は日本やアメリカのみならず51ヶ国語に翻訳され、109ヶ国で読まれています。
はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術
著者は20年間にわたって、スモールビジネスを対象にした経営コンサルティング活動を行ってきた。アドバイスしてきた企業は25000社にも及ぶ。本書はその経験を生かし、職人の視点からスモールビジネスが失敗しがちな原因を分析。そのうえで、成功するためのノウハウを明かした本で、それが全米でもベストセラーになった大きな要因だろう。 本書によると、米国では毎年百万人以上の人たちが会社を立ち上げる一方、1年目に40%、5年目で80%以上が姿を消しているという。その多くは「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力は十分に備わっている」という誤った仮定で事業を始めるからだ。実際には専門的な仕事をこなすことと、事業を経営することは全く別の問題だと述べる。帳簿をつけたり、人を雇ったりと、これまでに経験がないような仕事がわき出してきて、本業に手が回らなくなる。そうならないためには、収益を生み出す事業を定型化して、パッケージにしてしまうことが大事だ。つまり、自分がいなくても、ほかの人が同じように事業を回せる仕組みをつくることだという。そして、「どうすれば、ほかの人に任せても、事業は成長するだろうか?」などの質問を投げかけ、目標設定や組織戦略、人材戦略など、具体的なノウハウを解説していく。 職人タイプの経営者が本物の経営者になるために参考とするには最善の書であり、スモールビジネスに関心のある人にもおすすめしたい。(田中武)
バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
不滅の名著!
人生の指針と勇気を与えてくれる「黄金の知恵」と感動のストーリー! 読了後のあなたは、すでに資産家への第一歩を踏み出し、幸福を共有するための知恵を確実に身につけていることだろう。
現代における「富の支配法則」とは、バビロンの市街に裕福な人がひしめいていた数千年前の法則と、少しも変わるものではない
本書は、現代ビジネスの極意を分かりやすく説き明かした名著であり、あらゆる人にとって重要な一冊である。 ──パーシー・H・ホワイティング (「デール・カーネギー研究所」副所長)
本書に記されている「バビロンの知恵」は、現代においても、そして誰にとっても役立つものだ。人生で成功をなしとげようという志を持つ、すべての人におすすめする。 ──ヴァン・アレン・ブラッドリー (「シカゴ・デイリー・ニューズ」)
まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」3
芸妓の道に邁進したい長村こずえだが、決して順風満帆とはいかず。
成長していないのではと悩んだり、周囲の人々のつまずきを救えず、己の未熟さを思い知らされたり……。
そんななか、出会いを通して、こずえはクヨクヨせず前向きでいるために心を平穏に保つコツを学んでいくのだった――。
累計180万部を突破した『まんがでわかる』シリーズ、今回はデール・カーネギーの『道は開ける』の内容をストーリー仕立てで紹介。
悩むとは立ち止まること。悩みを振り切って、人生を前に進める考え方を解説します。
『まんがでわかる』のカーネギーシリーズ最終巻となります。
世界は感情で動く : 行動経済学からみる脳のトラップ
世の中すべて「直感」からはじまる! 銀行の倒産、株価暴落、不動産市場の動向、大統領選挙、イラク戦争、 医者の診断、裁判の判決、人事考課、性格診断、宝くじの当選・・・ えっ! こんなことも? 豊富なエピソードで一気に読める「脳の罠(トラップ)」回避法 人は直感が大好き。 理屈で考えるより先に無意識に行動する。 それは集団をも巻き込み、国家や企業の命運や人命に関わる重大な決断や判断さえも左右するのだ。 最新の行動経済学は神経経済学の成果もとりいれて、人の認知のみならず判断や行動に見られる心のバイアスを明らかにしてきたが、この脳が仕掛ける「トラップ」を理解し、自分の錯覚と他人の策略から身を守る方法を提示する。 判断のうらに潜む「脳の罠(トラップ)」を知ろう 予言どおり銀行が倒産した →<予言の自己成就> 指紋やDNAは確実な証拠だ →<確実性効果> あの記憶は実際には「なかった」→<偽りの記憶> 「イエスマン」だといわれる →<集団思考> 高いワインがおいしい →<ハロー効果> 「占い」はよく当たる →<バーナム効果> <注意の焦点化効果><後知恵><順序効果><後悔の理論>
引き寄せの公式
人生の底辺を喘ぎながら這ってきたような50年が私にはありました。まさに気の遠くなるような年月です。 不運に次ぐ不運の連続に、私は生まれてきたことの意味さえ見いだせず、 人生そのものにもなんの希望も夢もありませんでした。 20歳の時に出合った『引き寄せ』という考え方に衝撃を受けた私でしたが、 その後30年近く『引き寄せ』が起こることはありませんでした。 でも実際には違っていました。 『引き寄せ』が起きていたことに気づいていなかっただけなのです。 『引き寄せ』は望んでいないことであっても『思っていること』がすべてそのまま起こる法則ですから。 「よくそんな状態で生きてこられたね」 そう言われることもある私の50年。今の私ならすべてがわかります。 「すべては必要だった」ということを。 私は今回、持っていることのすべてをこの本に書かせていただきました。 この本は、ほんの数年前までの私のように、 願っていないことばかりが起こる『逆引き寄せ』が起こっている方、 これから「引き寄せ」を起こしていきたい方、初めて「引き寄せ」という言葉に出合われた方、 人生を「さらに」楽しく素晴らしいものに変えていかれたい方に贈ります。
成功して不幸になる人びと ビジネスの成功が、なぜ人生の失敗をよぶのか
たとえ成功を手にしても、現状に満足できなかったり、地位を失うことを恐れたり、燃え尽きたり、家族や健康を犠牲にしたりと、むしろ不幸の種をまいてしまっているというケースはめずらしくないだろう。本書は、成功の裏側にあるそんな実態に目を向けたもので、安易な成功本のブームに一石を投じる内容である。 著者はみずからのコンサルタント経験を交えながら、米国で成功者と目されているビジネスパーソンの事例を多数集め、じつは彼らがさまざまな代償に苦しんでいることを浮き彫りにする。そこには、成功したまさにその理由によって失敗する「成功のパラドクス」があるというのだ。ここに孤独や葛藤などのリーダーにつきものの不安定な内面が、じつによく描き出されている。 しかし、だからといって著者は、成功よりもっと別のなにかを追い求めよというのではない。本書で説くのは、「成功のパラドクス」を克服して、より長期的な成功を手にする方法である。具体的には、自分では隠そうとしているパーソナリティーであり、人生を大きく脅かすという「シャドウ」を観察し、それを活用し、人生を見つめ直す作業を指南する。ベースには心理学を置いているが、「棚卸し」「捨てる」「充電」「儀式」「自己のメンテナンス」などの馴染みのあるキーワードで自己変革や再生を支援してくれる。 成功と人生をめぐる著者の実践的な哲学と人物事例の検証は、非常に読みごたえがある。なかでも壁にぶつかった状態からの再生の視点や「組織のシャドウ」などのリーダー論にはヒントが多い。より確かな成功をつかみたい人や、メンタル面の危機管理をしたいリーダーなどは必読といえよう。(棚上 勉)